10万キロを超えているプリウスの下取り相場は?高く売れるグレードやコツをご紹介

10万キロを超えているプリウスの下取り相場は?高く売れるグレードやコツをご紹介

「10万キロを超えているプリウスの下取り相場はどれくらい?」

「プリウスが高く売れるグレードやコツはある?」

10万キロを超えているプリウスの売却を検討している方は、どれくらいの価格で売れるのかが気になるのではないでしょう。

結論からいうと、10万キロを超えていたとしても高額買取をしてもらえる可能性が高いです。

さらに高額買取をしてもらえる対策をあらかじめしておけば、希望価格よりも高額になることも期待できます。

この記事でわかること
  • 10万キロを超えているプリウスでも高額買取をしてもらえることがある
  • プリウスは国内外問わず超人気車種
  • 年式やグレードによっても買取金額が異なる


この記事では、10万キロを超えているプリウスの下取り相場が高い理由や高額で売るためのコツ、売却方法などについて詳しく解説します。

10万キロを超えているプリウスの売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

プリウスの下取り相場をご紹介

プリウスの買取価格が高額になるかどうかは、年式・走行距離・グレードなど、さまざまな要素が関わってきます。

年式・走行距離・グレード別に分けた取引相場は次の通りです。

年式初代プリウス2代目プリウス3代目プリウス4代目プリウス5代目プリウス
走行距離10万キロ10万キロ10万キロ10万キロ10万キロ
グレードベースグレードツーリングセレクションGツーリングセクションAツーリングセクションZ
買取価格7.4万円16.8万円44.8万円165.4万円402.3万円


買取販売店によって評価が異なるといえ、年式が新しいプリウスであるほど高値で売れるチャンスがあります。

例えば、初代プリウスに関しては車自体が市場に出回っていないのに加えて、パーツや性能が最新のものと劣っているため、高額買取をしない業者もあります。

一方で、2023年1月に発売された5代目プリウスを売却する場合はすべてが最新になっていることから、高値で買い取ってもらえる確率が高いです。

走行距離も年式と同様に走った距離が短いほど、高額査定をしてもらえる可能性があります。

一般的に10万キロ以上を走行している車を過走行車と呼び、中古車業界では低評価を受ける対象です。

ただし、初代プリウスは海外に輸出されている台数が多く、走行距離を気にしない業者も多数あります。

そのため、多少走行距離が長かったとしても、思っていたより高値で買い取ってくれる場合もあるのです。

また、プリウスにはAシリーズやLシリーズなど多くのグレードがあり、特に高値が付きやすいのがAシリーズです。

巻き込み警報やパーキングサポートなどの安全装置があるうえに主要装備も豊富にあるため、高く買い取ってくれる可能性があります。

なお、Aシリーズは2015年から発売されたグレードであることに注意が必要です。

プリウスと他の車種との下取り価格を比較

プリウスを下取りに出したいと考えている方は、トヨタの他の車種がどれくらいの価格で売却されているのかが気になるのではないでしょう。

トヨタはプリウスの他にも数多くの車種を取り扱っていて、同等およびプリウスよりも高値で取引される車種も存在します。

プリウスと他の車種の比較表は次の通りです。

車種プリウスヤリスクロスライズシエンタノア
走行距離10万キロ10万キロ10万キロ10万キロ10万キロ
グレードAツーリングセクション4WD4WD4WD4WD
買取価格165.4万円227.7万円165.2万円232.7万円344.5万円


いずれも走行距離やグレードにより買取価格が異なるのが前提ではありますが、人気車種であるヤリスクロス・シエンタ・ノアなどで高値が付く可能性があります。

トヨタの車種に限らず人気車種であるほど買取価格が上がる傾向にあるため、まずはWebから下取り査定をしてどれくらいの金額で売れるのかをチェックしましょう。

10万キロをこえていてもプリウスは高値で売ることが可能

従来の中古車では、10万キロを超えていると買い取ってもらえない事態が発生する可能性が高いです。

一方で、プリウスであれば10万キロを超えていても高値で売却できるときがあります。

なぜなら、プリウスは日本を代表する環境に配慮されたハイブリッドカーで、日本のみならず海外でも人気があるからです。

また、プリウスはトヨタが製造している性能の高い車と認識されているため、10万キロを超えていても買い取ってくれる業者が存在します。

もちろん10万キロを超えているときと5万キロを超えているときでは、5万キロの方が高値で売れることは事実です。

ただし、10万キロを超えたプリウスでも普段からメンテナンスを行っておけば、高額査定が期待できます。

プリウスはモデルチェンジが行われたためこれから下取り価格が下がる可能性がある

最新モデルのプリウスは2023年1月に発売されてモデルチェンジが実施されたことから、旧型プリウスの下取り価格が下がる可能性が高いです。

モデルチェンジの中には、マイナーチェンジとフルモデルチェンジの2種類があります。

マイナーチェンジとは、基本設計はそのままでライトやバンパーなどの部品、デザインやグレードの変更など、一部改良を行うことです。

フルモデルチェンジとは、その名の通り基本設計やパワートレインなどを含めたすべてを一から設計し直して、全面的に改良を行うことです。

モデルチェンジが実行されると旧型は型落ちとなり、下取り価格が下がる可能性があります。

旧型のプリウスの下取り価格が下がる原因となる主な理由は次の通りです。

旧型のプリウスの下取り価格が下がる原因
  • 新型モデルに人気が集中するから
  • 買い替えの発生で中古車市場に多く出回るから


新型モデルが発売されると旧型プリウスへの関心が薄れ、買い替えが発生します。

また、買い替えが発生すると旧型プリウスが中古車市場に数多く出回ることになるため、下取り価格が下がるという循環に陥るリスクが高いです。

プリウスの下取り相場が高い理由を解説

トヨタが製造しているプリウスは世界的にも非常に人気が高く、多くの国の方々に長年愛されている車種です。

そのため、国内外問わずプリウスを買い取りたいと考えている業者が数多く存在し、価値の高さを維持しています。

車体や車内の状態によって異なるものの、良い状態を保っていれば高値で売却できる可能性が高いです。

また、車の状態だけではなく純正パーツがどれくらい良い状態を保てているかでも、高額買取になるときがあります。

ただし、車の状態が悪く高値で売れる可能性が低いと感じても、買取業者に問い合わせましょう。

プリウスの下取り相場が高い理由は次の通りです。

プリウスの下取り相場が高い理由
  • プリウスはトヨタの中でも超人気車種
  • リペアパーツが豊富にあるため中古車店も販売しやすい

プリウスはトヨタの中でも超人気車種

プリウスの下取り相場が高い理由の1つ目として、トヨタの中で最も人気のある車種であることが挙げられます。

低燃費が売りのプリウスは国内外問わず所有してるだけでステータスがあると認識されやすく、買取価格が高い傾向です。

価格がリーズナブルでも高級感がある車体と環境に優しいハイブリッドカーであることが合わさった、使い勝手に優れた車でもあります。

1997年10月に初代プリウスが発売されて以来、着実に販売台数を伸ばしていて2009年には約20万台を販売しました。

その後も常に人気車種ランキングの上位に食い込んでいて、2019年上半期には7万台を売り上げて新車販売台数1位を獲得しています。

また、世界93ヵ国で販売されていることからも、ハイブリッドカーの代表格として君臨し続けているのです。

プリウスは、台風・ゲリラ豪雨・積雪などの自然災害に見舞われても耐えられる強さを誇っています。

道路の舗装が進んでいない国でも耐えられる力強さがあり、長期間買い替える必要がありません。

リペアパーツが豊富であるため中古車店も販売しやすい

プリウスの部品はリペアパーツが豊富に取り揃えられていて、中古車店が販売しやすい側面があります。

車体のへこみ・キズや車内の汚れ・悪臭により中古車として価値がないと判断されても、中古パーツとして買い取ってもらえる可能性が高いです。

買い取ってもらえる可能性がある中古パーツは次の通りです。

買い取ってもらえる可能性がある中古パーツ
  • タイヤ
  • ホイール
  • 窓ガラス
  • バッテリー
  • バンパー
  • カーナビ
  • マフラー


中古車販売店は車として利用できないと感じても使えると判断したパーツを洗浄し、エンジンなどの機能に関わる部分をテスターで検査します。

テストをして、利用できると判断したパーツだけを再販する仕組みができあがっています。

なお、車として形を成しているのかまたは、中古パーツとして買い取りをするのかで買取価格に大きな差が出ることに注意が必要です。

また、世界各国に輸出するために中古パーツを購入するときもあり、プリウスやパーツを安価で仕入れたい外国人バイヤーの希望にも応えています。

プリウスを高く売るためにコツを理解しておく

プリウスは低燃費のハイブリッド車として世界的に人気を博していて、高値で買い取ってもらえるチャンスがあります。

ただし、買い取ってもらうにしてもなるべく高く売りたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

プリウスを高く売却するにはいくつかのコツがあり、それらの項目を実行するだけでも高い確率で買取価格を引き上げられます。

実行するには決して難しくない事項ばかりであることから、1つずつクリアできるように努めましょう。

プリウスを高く売るためのコツは次の通りです。

プリウスを高く売るためのコツ
  • 売却時期をしっかり見極める
  • 年式や走行距離はできるだけ大台に乗る前に売却する
  • 購入する際に人気カラーを選択する
  • 外装や内装はできるだけきれいな状態を保って売却する
  • 純正オプションやパーツは外さずに売却する
  • 相場を把握して業者の査定額が適切かを判断する

売却時期をしっかりと見極める

プリウスを高く売るには、中古車の需要が高まる売却時期をしっかり見極める必要があります。

中古車の需要が高まるといわれている時期は主に次の通りです。

中古車の需要が高まるといわれている時期
  • 1月~3月
  • 7月~10月


1月~3月は販売店が中古車の在庫を多く確保したい時期となっていて、高値で買い取ってくれる可能性があります。

年のはじめに高値で買い取ってくれる可能性が高いのは進学や就職で車を購入したり、ボーナスを活用して車の買い替えを行ったりする方が増えるからです。

7月〜10月はボーナスの支給や販売店の決済時期に被る時期でもあり、営業予算達成のために多少高値になったとしても買い取ってくれる可能性があります。

中古車需要が高まる時期よりも1ヵ月〜2ヵ月前に売却することが、ベストタイミングです。

そのため、1月〜2月や7月〜8月などに売却すると他の時期よりも高値で売れるチャンスが高まります。

ただし、指定の時期に必ず高値で買い取ってくれるわけではないことから、あらかじめ販売店に相談しましょう。

年式や走行距離はできるだけ大台に乗る前に売却する

プリウスを含めすべての車は年数や走行距離が多くなるほど、買取査定額が低下していく仕組みです。

さらに車体のデザインや流行、部品の劣化などによっても買い取り価格が下がる傾向にあります。

そのため、車の買い替えを頻繁に行いたい方は短期間で売りに出すときも多いです。

ただし、プリウスは年式が古いときでも買い取り価格が下がりにくい傾向にあり、車体を良い状態に保っていれば高値で買い取ってくれることがあります。

また、走行距離でチェックされるポイントは5万キロや10万キロなどキリの良い数字になっているかです。

キリの良い走行距離を超えると買取価格が下がる傾向にあるため、キリの良い数字を目安に売却をするかを検討しましょう。

ただし、10万キロなど走行距離が多いときは海外に輸出されるときがあり、外国で再利用するときがあります。

年式が古く走行距離が長い場合でも高額買取をしてくれるときもあることから、販売店に諦めずに問い合わせましょう。

購入する際は人気カラーを選択する

プリウスを購入する際に人気カラーを狙って所有しておくと、高額で買い取ってくれる可能性が高いです。

人気がないカラーを選んで購入をしてしまうと、売却時に10万円〜15万円もの差が付くときもあるといわれています。

プリウスで買取価格が上がる可能性がある人気カラーは次の通りです。

プリウスで買取価格が上がる可能性がある人気カラー
  • プラチナホワイトパールマイカ
  • アティチュードブラックマイカ


その名称通りプラチナホワイトパールマイカが白、アティチュードブラックマイカが黒となっていて、定番カラーが根強い人気を誇っています。

そのため、販売店の査定価格も高く評価してくれる可能性が十分に期待できるでしょう。

2種類の他にも6種類のカラーが用意されていて、キズが目立ちにくいシルバーメタリックも人気です。

プリウスを購入するときは今後の売却時のことも考えて、プラチナホワイトパールマイカやアティチュードブラックマイカなどの人気カラーを選んでおくことをおすすめします。

外装や内装はできるだけきれいな状態を保って売却する

中古車のプリウスを少しでも高額で買い取ってもらうには、外装や内装をできる限り良い状態に保って売却することが重要です。

販売店に査定に出したときに車体にキズやへこみ・車のシートに汚れ・劣化・悪臭などがあると査定に大きな影響を及ぼしかねません。

車体は水垢や汚れがあると見た目が悪いため、きれいに磨いてつや出しをしておくと高評価に繋がる可能性があります。

例えば、年式が古いプリウスはライトに黄ばみが発生している場合があり、磨き剤などを利用してきれいにしておくと評価が高いです。

また、車内にタバコ・ペットの臭いや抜け毛などが多く残っていると低評価になるリスクがあり、消臭しておく必要があります。

そのため、日頃から車体の洗車を欠かさないようにしたり、車内の掃除をしたりして常にきれいな状態に保っておきましょう。

なお、車体にキズやへこみがあるときにご自身で修理をすると査定額よりも高額な費用が発生する可能性があり、むやみに修理をする必要はありません。

純正のオプションやパーツは外さずに売却する

通常のプリウス買取価格をプラス査定にするには、純正のオプションやパーツを外すことなく売却することが効果的です。

購入したときにカスタマイズしている場合は、査定前にノーマルの状態に戻しておくと高価買取に繋がる可能性があります。

純正オプションやパーツに該当するものは次の通りです。

純正オプションやパーツに該当するもの
  • カーナビ
  • エアロパーツ
  • オーディオ
  • タイヤ
  • ホイール
  • マフラー


カスタマイズをしたときであっても、今後買い取りをしたもらうときに備えて、上記に該当する純正オプションやパーツは大事に保管しておく必要があります。

ただし、カスタマイズをした社外品を付けているからといって必ずしも高価買取を妨げるわけではありません。

社外品で人気のあるオプションやパーツであれば、高価買取をしてもらえる可能性があることから、そのまま査定に出しましょう。

ただし、取り付け状態が悪かったり、基準に適合していなかったりすると低評価を受ける可能性があります。

相場を把握して業者の査定額が適切かを判断する

プリウスの高額査定を希望するときは、相場を深く理解したうえで査定額が適切かどうかを判断する必要があります。

そのため、複数の買取専門業者や中古車販売店に一括査定を依頼して、適正価格を提示されているかを判断しましょう。

一括査定とは、売却したい車の情報と個人情報を入力するだけで提携している複数の買取業者に査定を申し込めるサービスのことです。

例えば、プリウスの在庫が少なくなっている販売店であれば、多少相場より高い金額になったとしてもそのまま買い取ってくれる可能性があります。

一方で、プリウスの在庫を十分に確保している販売店はこれ以上の在庫が不要であるため、相場よりも安値で査定されてしまうリスクが高いです。

ただし、素人目では相場の判断が付かないときがほとんどであることから、その際に役に立つのが一括査定です。

一括査定であれば買取業者によって査定金額が異なっていることが一目瞭然で、あらゆる条件を考慮して検討できる特徴があります。

プリウスを売却する方法を紹介

プリウスを売却する方法は多数あり、売る場所によっては買取価格が10万円単位で異なるときがあります。

そのため、さまざまな方法を利用してどこで売却するのが最も高値になるのかを把握しておくことが重要です。

人気の車種であることから、ある程度の買取価格が提示される可能性があるものの、可能な限り高値で売れるように努めましょう。

プリウスを売却する方法は次の通りです。

プリウスを売却する方法
  • ディーラーに下取りを出して売却する
  • 中古車販売を行う車買取業者に売却する
  • 一括査定やオークションを利用する

ディーラーに下取りを出して売却する

プリウスを買い替えたいと考えた際に最も検討されやすいのは、ディーラーに下取りを出して売却する方法です。

新車に買い替える予定のディーラーに連絡をして、下取りをしてほしい旨を相談します。

下取り依頼の受付が完了すると車の外装・内装・年式・走行距離などをチェックしたうえで査定を実施し、引き取るシステムです。

ディーラーに下取りを出すメリットは、手続きがスムーズに進み手間がかからない点です。

車を売却するときの煩雑な手続きのすべてをディーラーが担ってくれるため、ご自身で面倒な手続きをする必要がありません。

ディーラーに下取りを出すデメリットは仲介手数料を計算しながら査定を行う仕組みになっていて、買取業者よりも買取価格が安くなるリスクが高いことです。

そのため、少しでも高い買取価格を希望している場合は、中古車買取業者に問い合わせをすることをおすすめします。

中古車買取業者に問い合わせをするひと手間を加えるだけでも、10万円単位の差がかかることがあるのです。

中古車販売を行う車買取業者に売却する

できる限り高値でプリウスを売りたいと考えている方は、中古車販売を行う買取業者に売却しましょう。

中古車買取業者に問い合わせをするとディーラーに下取りをしてもらうときとは異なり、専門の査定士が市場価格に則って適正価格を出してくれます。

公式サイトまたは電話で問い合わせをして査定の申し込みを行い、業者が指定した場所に車を持っていき査定が開始されます。

買取業者で提示した査定金額に納得できれば、契約が成立し査定金額が支払われる仕組みです。

中古車買取業者を利用するメリットは、新車を購入する予定のディーラーに下取りを出すよりも高値で売れる可能性があることです。

1社だけに査定を依頼すると市場価格が把握できないことから、複数社からの査定価格をもらうようにしましょう。

中古車買取業者を利用するデメリットは、ディーラーに下取りを出すよりも余計な手間がかかることです。

買取業者に提出するための書類や手続きをすべてご自身でする必要があり、スムーズに手続きが進めないリスクがあります。

また、新車を購入する場合は中古車買取業者とディーラーのどちらにも問い合わせをする手間がかかります。

一括査定やオークションを利用する

中古車買取業者よりも高額の買取価格を狙いたいときは、一括査定やオークションを利用することをおすすめします。

一括査定は公式サイトにアクセスしてWeb問い合わせフォームに車の情報を入力することで、査定依頼が完了します。

複数社の買取業者から出てきた査定額を元に比較を行い、最も高値を提示してきた業者と契約取引を行うときがほとんどです。

オークションは複数の買取業者が競り合いを行い、参加者が入札することによってプリウスの買取価格が決定します。

一括査定やオークションのメリットは複数社の競り合いの中で高値に引き上げられる可能性を秘めていて、中古車買取業者よりも高値で売却できる可能性が高いことです。

日本国内や海外から人気の高いプリウスであれば、高値での買い取りも期待できるでしょう。

ただし、一括査定をすると短期間に複数社からひっきりなしに電話がかかってくることが予想されるため、1社ずつ対応する必要があります。

プリウスの特徴を紹介

プリウスは、1997年10月に登場した歴史のあるトヨタの代表的な車種として知られています。

現在は初代プリウスから数えて5代目のプリウスが登場していて、新車のみならず中古車としても人気が衰えていません。

また、モデルチェンジをするたびに車体の見た目や性能が上がっていることから、中古車市場でも高値で売却可能です。

初代プリウスから5代目プリウスまでの特徴を順を追って詳しく解説します。

プリウスの特徴
  • 初代プリウス
  • 2代目プリウス
  • 3代目プリウス
  • 4代目プリウス
  • 5代目プリウス

初代プリウス

初代プリウスは1997年10月に「世界初の量産ハイブリッドカー」として、「21世紀に間に合いました」のキャッチフレーズのもと誕生しました。

プリウスはラテン語で「〜に先立って」という意味で、「地球の未来を築いていく車」の願いを込めて販売が開始されました。

5ナンバーサイズに収まるコンパクトな車体で、現在よりも丸みを帯びたコンパクトなセダンタイプです。

ガソリンエンジンと電気モーターをかけ合わせたTHSと呼ばれるトヨタハイブリッドシステムを採用していて、10.15モードで燃料消費量28.0km/Lの低燃費を実現しました。

また、従来のガソリンを搭載しているオートマチック車に比べて、およそ2倍の低燃費性能とCO2排出量半減も実現しました。

初代プリウスの主なグレードは次の通りです。

初代プリウスのグレード
  • プリウス
  • プリウスナビパッケージ


すでに20年以上が経過している高年式の車であることから、買取価格が2万円〜15万円辺りに落ち着くことが予想されます。

2代目プリウス

初代プリウスが発売されてから約6年の時を経て発売されたのが、2代目のプリウスです。

従来のトヨタハイブリッドシステムである「THS」から「THS II」に進化したことにより、10.15モードで燃料消費量35.5km/Lまで発展を遂げました。

車体はセミノッチバック4ドアセダンから5ドアノッチバックスタイルに変更され、室内の空間も快適に生まれ変わりました。

また、ステアリングの操作なしで後退駐車ができる「インテリジェントパーキングアシスト」や旋回時に滑りやすい道路の走行でも車両が安定する「S-VSC」など、あらゆる先進的な技術が搭載されています。

2代目プリウスの主なグレードは次の通りです。

2代目プリウスのグレード
  • S
  • Sツーリングセクション
  • G
  • Gツーリングセクション


初代プリウスと同様に発売から20年以上経過しているため、買取価格が7万円〜36万円ほどになることが予想されます。

後期型で状態が良ければ、10万円以上の買取価格になるときもあります。

3代目プリウス

3代目プリウスは2009年に販売が始まりハイブリッドシステムが一新されて、リダクション付きTHS IIが採用されました。

2代目プリウスと同様にトライアングルモノフォルムが採用され、ルーフピークの位置やバンパーサイドの形が変更されました。

そのため、世界トップレベルの空力性能が実現し、家の中にいるような快適な空間を持った車に生まれ変わったのです。

さらにトヨタでは初となる電動式冷却水ポンプや排気熱再循環式ヒーターシステムが採用されました。

ガソリンエンジンが1.8Lに拡大したのに加えて電気モーターとリダクションギアをあわせることで、燃焼消費量が38.0Lまで向上しました。

3代目プリウスの主なグレードは次の通りです。

3代目プリウスのグレード
  • L
  • S
  • G
  • Sツーリングセクション
  • Gツーリングセクション
  • Gツーリングセクション・レザーパッケージ


買取相場は17万円〜107万円ほどになることが予想され、2代目プリウスよりも大きなレンジで取引されます。

4代目プリウス

4代目プリウスは2015年に販売が開始され「トライアングルシルエット」を継承しつつ、低重心に下げたアグレッシブなデザインに変更されました。

トヨタ新生代の車づくり思想「Toyota New Global Architecture」の第1弾モデルで基本性能が大幅に向上し、走行安定性や快適な乗り心地を実現しています。

また、ハイブリッドシステムの小型・軽量・低損失化などにより、燃費消費量がJC08モード40.8Lにまで向上しました。

運転中の視線移動を減らすために、エアコンスイッチやステアリングスイッチを直観的に操作できるように配置されています。

そのため、長距離の運転でも疲れを感じづらい車に進化しているのです。

4代目プリウスの主なグレードは次の通りです。

4代目プリウスのグレード
  • S
  • Sツーリングセクション
  • A
  • Aツーリングセクション
  • Aプレミアム
  • Aプレミアム ツーリングセクション


買取価格は118万円〜248万円と業者によって大きな差があり、比較的高値で売却できる可能性が高いといえます。

5代目プリウス

5代目プリウスは、2023年1月に発売されたばかりのモデルです。

新型プリウスは「モノフォルムシルエット」を継承しながら、歴代のプリウスよりも低重心で広々とした車内の空間を作りだしています。

そのため、4代目モデルよりもスリムでスポーツカーを思わせるようなデザインに進化しています。

燃費消費量はKINTO専用車の「U」で32.6km/L、「G」と「Z」で28.6km/Lを実現しています。

4代目プリウスまでは燃費性能を追い求めてきたものの、5代目プリウスからは走りやすさやデザインを追求してより親しみやすい車に進化しました。

また、コネクティッドナビ対応の12.3インチディスプレイオーディオやトップマウントメーターの設置などで運転に集中しやすい環境が整っています。

5代目プリウスの主なグレードは次の通りです。

5代目プリウスのグレード
  • U
  • G
  • Z


発売されて間もない最新の車であることから、買取価格は300万円〜360万円になることが予想されます。

プリウスは10万キロを超えていても高く売れる可能性があるので業者に相談してみよう

車を売却するときは10万キロを超えていると高額買取がしてもらえないと思われがちではありますが、まずは買取業者に相談しましょう。

年式やグレードによっても買取価格が上がる可能性があり、買取業者によっても査定金額が異なるときがあります。

プリウスは国内外問わず世界的に人気のある車種であるのに加えて、中古パーツとしても重宝されやすい車です。

売却をする時期や車体や車内をきれいに保っておくことによって、買取価格を引き上げられるチャンスがあります。

また、面倒な手続きなく早めに売却したいときはディーラーで下取り、できる限り高額で売りたいときは中古車販売店・一括査定・オークションを選択可能です。

必ずしも希望価格で売却できるとは限らないものの、高額買取をしてもらえる業者を入念にリサーチしましょう。

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