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第5回コラム 「ガソリン車&脱ガソリン車 比較」

昨年、政府が「2030年までに脱ガソリン車を100%」にするという目標を掲げました。
今後、ガソリン車が徐々に減っていくことが予想されますが、
いつから車を変えたらよいのか。と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そもそも皆様は、脱ガソリン車(EV車)とガソリン車の違いをご存知でしょうか。
➀燃費②価格③性能
この3つの観点から例に例えてお伝えしていきます。
※ガソリン車=トヨタのヤリス
脱ガソリン車=日産のリーフ
➀燃費
ヤリスは約20~30km/ℓ、走行距離で見ると、720km~1080kmほどになります。
一方、リーフは充電完了後、約500Km走行可能です。
燃費は、ガソリン車の方が優っています。
②値段
ヤリスは200万円前後
リーフは300万円~500万円。
値段もガソリン車の方が優っています。
③性能
ヤリスでは、
・駐車時、操作をアシストする(トヨタチームメイト)
・自転車・歩行者を検知するシステム(プリクラッシュセイフティー)
・適切な走行位置をアシストする(レーントレーシングアシスト)
リーフでは、
・発進・加減速・停止をアクセルだけで行える(e-pedal)
・高速道路での渋滞走行・巡行走行をサポートする(プロパイロット)
・ボタン一つ押すだけで駐車できる(プロパイロットパーキング)
など性能面では両方とも優れています。
さらに今後は、一般道路でのハンズフリー走行、自動発進など性能がさらに発展すると予想されます。
以上、3つの観点から比較すると
|
ガソリン車 |
脱ガソリン車 |
燃費 |
20~30km/L |
|
距離 |
720~1080km |
500Km |
値段 |
200万円 |
300~500万円 |
性能 |
優れている |
優れている |
ガソリン車の方が優位にみえます。
しかし、考えていただきたいことがあります。
長期的な視点で考えたときはどうでしょう。
検証してみましょう。
(仮にガソリン代を120円/L、毎日20Km走行、電気代30円/kwhとした場合)
短期的には、大きな差は見られないが、5年後の差を見ると、差が大きくなっていることがわかります。
5年で100万円ほど変化する。10年で200万円まで・・・。
つまり、
先行投資として脱ガソリン車を購入しておけば、早くて5年後にマイナスは無くなり、プラスになります。
今後、脱ガソリン車が普及し、全自動化に向けた発展がさらに進みます。
しかし、全自動化が安全運転を必ず保証するわけではありません。
少しでも将来のことを考えるのであれば、
脱ガソリン車への移行とともに、運転に関する知識、技術について考える必要があるのではないでしょうか。