安全運転講習・交通事故防止対策

安全教育センター

 TEL 0120-4107-41
HOME > News

ニュース

2020.11.29

第1回コラム 「集中して運転すること」



マジオ
コロナ渦ということもあり、満足な社員教育が行えない企業が多くなっています。
そんなお悩みを少しでも解消できればと、これから交通安全コラムを定期配信させていただきます。

第一回目のテーマは「集中して運転すること」です。
「運転中は、他ごとを考えずに運転に集中して安全運転に努めてください」このようなフレーズ、各企業の安全運転担当者様は注意喚起として使用しているのではないでしょうか。確かに注意喚起したい気持ちは分かります。しかし、集中して運転することは果たして可能なのでしょうか。
「15・45・90の法則」では、人間が深い集中できる時間は15分、子どもの集中できる時間は45分、大人の集中できる時間は90分という理論です。ただでさえ人間は集中できない生き物ですが、それに加えて集中を阻害する要因が幾つもあります。
皆様にとって気になる異性が歩いている場合、いつの間にか美味しそうなラーメン屋ができている場合、面白そうなTVが始まった場合・・・集中を阻害する要因は幾つもあり、皆様はそんな時でも集中して運転しているでしょうか。
 人間の、ドライバーの集中力というものが私たちは長続きするとは考えていません。そこで逆転の発想で「運転に集中していなくても、安全な運転が行えるドライバーの育成」をコンセプトに運転教育を展開しています。
 集中していなくても、脇見運転したとしても、常日頃から安全な行動を習慣にしておくことで危険度は低下します。車間距離を詰めて運転するドライバーと、安全な車間距離を確保して運転するドライバー、双方が同じ時間、脇見運転をした場合どちらの事故リスクが高いか言うまでもありません。
 集中して運転する、という非現実的なことを追いかけるのではなく、日常の上質な習慣作りを追求していくことが交通事故削減への近道なのではないでしょうか。私どもの過去の実績では、どんなドライバーでも1日かけて教育すれば上質な習慣作りは可能だと断言できます。事故を撲滅させるためには教育に力を入れる覚悟が大切です。