MT車の割合が減少??変化の背景や今後についてもご紹介!

皆さんこんにちは。マジオドライバーズスクール多摩校です!
現在、日本の自動車市場は、世界的な視点からもAT車(オートマ)の割合が多くを占めています。
具体的な例を挙げると、新車で発売されるMT車(マニュアル)の割合は1割程度なので、9割はAT車ということになっているのです。

実際に、当校に来てくださる皆さんもAT限定で免許を取得される割合が多いですから、MT車のみならず、免許取得者自体の割合が減少しているということが伺えます。

そこで今回は、MT車の割合が減少した理由について簡単にご紹介します!

 

復習!MT車とは??

ここで一度、MT車について簡単に復習します。
MTは「マニュアル・トランスミッション」の略で、アクセル、クラッチ、シフトレバーをドライバーが操作してギアチェンジを行う車です。AT車はアクセルを踏むだけでギアがチェンジされるので、MT車に慣れるまでは少し時間がかかるかもしれないですね。

特長としては、MT車はクリープ現象が起こらないことや、エンジンブレーキの利きが強く車両重量が軽いといったことが挙げられます。
また、「運転を楽しみたい」という運転手の皆さんからは、根強い人気があるのも特長の一つです。
ちなみに、大型車やスポーツタイプの車、トラックなどはMT車が多いので、業界によってはMT車の免許を取得している方が多いかもしれません!

 

それでもMT車の割合が減少する理由

ここまでのお話では、MT車は一定数の人気があるように感じますよね。それでも減少化が進む原因には、何があるのでしょうか。

 

交通環境

考えられる原因の一つが、日本の交通環境です。

都心だと特にそうですが、日本には渋滞していることが多いですね。車の停止、発進ごとにギアチェンジを行うことを手間だと感じる方もいるかもしれません。

 

自動ブレーキの義務化

2021年11月以降、国産車と新型車に「自動ブレーキの義務化」が適用されました。それに伴い、輸入車や国産車の継続生産車にも、順次自動ブレーキの義務化が適用される予定です。

過去の記事( https://www.magionet.co.jp/tama/useful_topics/14697 )でも紹介していますが、自動ブレーキは人や車などに衝突しそうになった時に、運転手に代わってブレーキをかけてくれる装置のことです。つまり、障害物の探知と衝突の回避・軽減を同時に行ってくれる機能なのです。

この装置をMT車で使うと考えましょう。MT車にも自動ブレーキを採用することは可能ですが、停止まで行うと、運転手がクラッチを切らない限りはエンストを起こしてしまいます。言い換えると、「相性が良くない」ということなんです。

しかしながら、MT車に自動ブレーキを採用する車も一定数存在しており、AT車と同等の機能まではいかなくとも、スマートブレーキサポートやレーンキープアシストが搭載されています。

 

会社によってはMT車を積極採用も!

自動ブレーキの影響を受けてMT車の販売を少なくするメーカーも増加する中、変わらずにMT車をラインナップしているのは、マツダとスズキです。

運転手の「走る歓び」やMT車の根強い人気に対応してくれているメーカーもあるので、各社の方向性や車種によるニーズによって設定されているようですね。

また、近年では「ブレーキホールド機能」や「エンスト防止機能」などといった、坂道発進時のエンストにおける不安要素の解消に繋がる機能もあるので、MT車の印象も変わりつつあるのではないでしょうか。

 

まとめ

以上が、MT車の減少についてのお話でした!
運転のしやすさで考えるならAT車が人気かもしれませんが、車の走る歓びを感じたり、運転そのものを楽しみたい人には、MT車の人気が根強いですね。

自動ブレーキの普及によってこれからも車の情勢は変わってくると思いますが、皆さんのニーズに合った車で楽しい自動車ライフを送りましょう!

運転マナーや技術を身につけたいという方は、マジオドライバーズスクール多摩校へお越しください。また、京王線で運転免許の取得を考えている方、日野市や八王子市にお住まいの方も、マジオドライバーズスクール多摩校へ!
皆さまのご来校、心よりお待ちしております。