【2021年11月からスタート!】自動ブレーキの義務化について

日野 教習所

2019年2月に、世界40ヶ国で「新型車へのブレーキ搭載義務化」が合意されました。
日本もブレーキ義務化に合意し、2021年11月以降に販売される乗用車の新車には自動ブレーキの搭載を義務化することが決まりました。

自動ブレーキが多く普及すれば、交通事後の減少への大きな効果が期待できますよね。

今回は、自動ブレーキの義務化による変化や、未搭載の既存車への対応などについてまとめていきたいと思います。

自動ブレーキとは?

自動ブレーキは、カメラを使って障害物や先行車、歩行者などの距離を検出し、追突の危険性が高まった際に警告音が鳴り、運転者にブレーキ操作を促すシステムです。
また、警告音が鳴ってもブレーキ操作がない場合は、システムが自動でブレーキを作動させます。

自動ブレーキが義務化した理由

最近は、居眠り運転や飲酒運転、車を運転していない子どもたちが事故に巻き込まれるといった事故が多く、そうした事故を少しでも減らしていくことを目的として、国際基準のガイドラインが検討されました。

欧州経済委員会(ECE)によると、自動ブレーキの義務化により、EU内で年間1000人以上の命を救うことができるそうです。

自動ブレーキの国際基準

自動ブレーキの義務化にあたって、自動車基準調和世界フォーラムでは下記の国際基準が設けられました。

1.静止車両、走行車両、歩行者に対して試験を行い、所定の制動要件を満たすこと。
2.エンジン始動のたびに、システムは自動的に起動してスタンバイすること。
3.緊急制動の0.8秒前(対歩行者の場合、緊急制動開始)までに警報すること。

日本では国土交通省が管轄を持ちますが、国際基準と情報のすり合わせを行いながら準備を進めていく必要があります。

自動ブレーキが搭載されていない車は?

自動ブレーキの義務化が決定したものの、それ以前に販売されていた車には自動ブレーキが搭載されていないものもあります。

このような時に必要となるのが、「後付けブレーキシステム」です。
後付けブレーキシステムは、ブレーキの義務化に向けて少しずつ開発が進められています。

現時点では、40車型以上に対応する後付けブレーキシステムもあるようです!

義務化がスタートする頃には、より多くの車型に対応できるようになるでしょう。

まとめ

以上が、自動ブレーキの義務化に関する情報のまとめでした。
車を運転する時は、安全にしっかりと気を配ることが重要です.

また、誰かを乗せて運転する時は、「人の命を預かっている」ということを忘れないようにしましょう。
当たり前のようなことであっても、運転に慣れてしまうと忘れがちなところでもあります。

でも、一番は自動ブレーキを発動させないように安全に運転することです!
皆さんも、日ごろから安全に運転できるよう、心がけていきましょう。
運転マナーや技術を身につけたいという方は、マジオドライバーズスクール多摩校へお越しください。また、京王線で運転免許の取得を考えている方、日野市や八王子市にお住まいの方も、マジオドライバーズスクール多摩校へ!
皆さまのご来校、心よりお待ちしております。