意外と知らない初心者マークのすべて

免許を取ってから外で車に乗る際、必ず必要となるのが「初心者マーク」です。知っているようで、意外と知らない初心者マークについて、今回は詳しくご紹介していきたいと思います。

そもそも、初心者マークとは、正式名称を「初心者運転標識」と言い、普通自動車一種運転免許証を取得してから1年を経過しない運転者は、このマークを表示する義務があります。その表示義務は、基本的には免許取得後、通算1年間です。
期間内にあるドライバーは、初心者マークを車体の前方と後方、合わせて2箇所の見えやすい位置に装着しなければなりません。

では、1年を超えたドライバーは、初心者マークを付けてはいけないのでしょうか?免許は取ったけれど、その後全く運転をせずにペーパードライバーになってしまい運転するのが不安だ、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
その答えは「付けても違反にはならない」です。
初心者マークをつけている運転者に対しては、むやみに幅寄せをしたり、割り込んだりしてはいけないので、運転に不安が残る方はマークをつけておく方が安全だと言えるでしょう。
ただし、万が一割り込みや無理な幅寄せがあった場合でも、法律で相手を罰することができるのは、初心者がドライバーの場合に限ります。法律で必ずしも守られるわけではないことを覚えておきましょう。

では反対に、免許取得後1年に満たない運転者が、初心者マークをつけ忘れた場合はどうなるのでしょうか?
この場合、初心者には表示「義務」があるので、4000円の罰金と1点の減点という罰則を受けることになってしまいます。運転に慣れてきたから大丈夫、といった勝手判断で初心者マークを外してはいけません。きちんと表示義務を守りましょう。

いかがでしょうか。初心者マークの概要、表示義務期間と注意点についてご紹介しました。交通ルールを守って、ドライブを楽しんでくださいね。