追突事故を起こさないために

車を運転していると、事故というのは起こってしまうものです。
ある統計によると、日本で起こる車両対車両の事故の約半数を占めるのが追突事故と言われています。
この通り、追突事故は非常に発生件数が多いのです。
そこで今回は追突事故をできるだけ防ぐための運転方法を紹介していきます。

ところでみなさんは追突事故というとどのようなシチュエーションを想像しますか?
急ブレーキによる激しい追突でしょうか。
実は、追突事故のうち約7割は昼間、信号のない道路で発生しており、また、時速30㎞以下での追突が過半数を超えています。
そして、追突事故の事故原因はわき見運転・居眠り運転がほとんどです。
つまり、渋滞した高速道路でのろのろ進んでいるうちに、眠くなったり、ついわき見をしてしまったりしたときに起こることが多いのです。
ほかにも一般道の信号の停車中に、何か別のことに気をとられ、気付かないうちにブレーキペダルが足から離れていてそのまま前にぶつかってしまうこともよくあるようです。

わき見運転や居眠り運転は論外ですが、信号で停車していても常に気を抜かないようにしましょう。
他にも高速道路で渋滞の最後尾についた場合はハザードランプで後続車に速度を落とすことを知らせるといったマナーで追突事故を減らす努力ができるのです。

一般道路での追突事故の原因はこれらのほかに、被害者側の急な減速、というのも挙げられます。
道路を曲がるときに減速をしますが、ウィンカーを早めに出してから減速をすることが重要です。
急な減速は大変危険なのです。

追突事故が起こる状況は他にも車線変更時や追い越し時などが考えられますが、過失割合はその時々のシチュエーションによって大きく変わってきます。
ぶつけられた側の過失が必ずしも小さくなるとは限らないのです。

事故を起こすと、一生記録は残ってしまいます。初心者の場合、追突で人身事故扱いになると、一発免停も考えられます。
くれぐれも安全運転を心がけてくださいね。