バッテリー上がりの原因とその対処法

久しぶりに車に乗ろうとしたらエンジンがかからない、ドライブの休憩中にクーラーをつけて音楽をかけていたらいざ出発しようというときにエンジンがかからない、というのはよくある話です。

これを「バッテリーが上がった」状態であると言います。

車を走らせるには、ガソリンだけでなく電気も必要です。この必要な電気をためておく場所がバッテリーなのです。

今回はそんなバッテリーが上がってしまう原因を紹介していきます。

車は使っていないときは電気をつくることはできません。走ることによって、電気をためることができるようになるのです。
しかも、使っていない間にバッテリーは放電しており、少しずつたまっていた電気も減っていってしまうのです。
なので週に数十分しか乗らない、使わない状態が続くとバッテリーの中の電気がなくなってしまいます。
この電気がなくなった状態でエンジンをかけようとしてもエンジンはかかりません。いくら新しい車でも、使わなければバッテリー上がりを起こすことは十分にある話なのです。

では、ドライブの休憩後などにバッテリーが上がるのはなぜでしょう。
エンジンがかかった状態でクーラーなどを使用することを「アイドリング」と言います。
このアイドリング状態では、作る電気より使う電気の方が多く、バッテリーの中の電気がどんどん減っていってしまうのでバッテリーが上がる原因になるのです。

ではバッテリーが上がってしまった際の対処法です。
応急処置は他の車のバッテリーにケーブルを繋いで充電させてもらうことです。
近くに車を持っている人がいれば、その人の車を救護車として貸していただきましょう。
まずケーブルが届く位置までボンネットを近づけバッテリーをブースターケーブルでつなぎます。
次に救護車のエンジンをかけてもらい、そして自分の車のエンジンをかけてみましょう。
しかし、これはあくまでも応急処置ですので、エンジンがかかればそのまま修理に持っていくことをおすすめします。
この処置でエンジンがかからない場合はレッカーを呼びましょう。

バッテリーは一度バッテリー上がりを起こすと、次にいつそれが起こってもおかしくない状態になってしまいます。
バッテリーが新しい場合はたまたま放電してしまったということも考えられますが、そのバッテリーを使用して3年以上たっている場合は寿命である可能性も十分考えられるので、バッテリーの交換も検討しましょう。

突然起こるバッテリー上がりですが、焦らずに対処しましょうね。