「これからたくさんドライブに行きたい！」
免許を取得した時はこのような気持ちになると思います。

しかし、楽しいことをする前にしておかないといけない大切なことがあります。
それは、本格的に運転する前に「自動車保険」に加入することです。

自動車保険って聞いたことがあるけれど、実際によくわからない．．．と思う方も多いのではないでしょうか。
そこで、2回にわたって「自動車保険」のことについてご説明したいと思います。

今回は、自動車保険の概要についてご紹介します。

□保険とは

自動車保険について説明する前に、保険について簡単にお話します。
保険とは「将来の不安のためにみんなでお金を出資して、その中であらかじめ定められた行動、現象にあった人に一定の金額を給付する制度」のことです。
「万が一のためのリスク回避の手段」として捉えておくといいでしょう。

□自動車保険とは

自動車保険とは、先ほどの保険の説明を、自動車に関すること全般に当てはめた商品のことを言います。
対象となるのは、主に、交通事故などで発生した損害賠償金で、自分の代わりに、保険会社が支払うという制度です。

「交通事故で車は大破したが奇跡的に両方とも軽いけがで済んだ」という状態の場合、賠償金を自分で支払えるかもしれません。
しかし、相手の命に関わるような大きな事故や障害が残る事故を起こしてしまった場合、何1000万円、何億円という賠償金が発生することもあります。

通常はこの膨大な賠償金を支払うことができませんが、このような時に保険に加入していると保険会社が保険の商品の上限金額に応じた金額を肩代わりしてくれます。
つまり、日ごろから少しずつでもお金を支払っておくと、万が一の時に莫大な借金を背負わなくてよいということになります。

□終わりに

今回は、自動車保険の概要についてお話しました。
自動車保険についてしっかりと理解し、安心して運転をしましょう。
次回は、「2種類の自動車保険」についてご紹介します。