社会人になる前に!学生のうちに免許を取得するメリットをチェック

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最近では、「免許は必要になってから取ればいい」と考える学生も多いようです。しかし、運転免許証は即日交付になるものではなく、いざ必要になってみてからだと思っていたより時間と手間、そしてお金がかかることに気づく方も少なくありません。とくに、社会人になってから教習所に通うのは大変です。そこでこちらでは、大学生のうちに免許を取得するメリットについてご紹介していきます。

「余裕を持って教習所に通える!」

社会人になると、基本的に平日の朝から夕方までは仕事に時間が取られます。もしも一人暮らしをしているとしたら、帰宅後には炊事をしなくてはなりません。さらに、新入社員の頃というのは自分なりの勉強も必要になるでしょう。結果、平日にはほとんど自由な時間というものはないと予想されます。

では土日はどうでしょうか? 多くの場合、たまった洗濯物や部屋の掃除などをして午前中は過ぎていきます。また、平日にできなかった“やりたいこと”をするチャンスでもあるので、外に出かけることも多いでしょう。もしくは、仕事の疲れを癒すために、一日中寝て過ごすという方も少ないようです。

このように、社会人になってからの生活を想像すると、免許取得のために教習所に通う時間というのはなかなか取れないのが現実です。具体的には、平日の仕事終わりと土日に毎日通ったとしても2カ月はかかると言われています。また、休日のみの場合は約半年です。

一方、大学生のうちならある程度時間にも融通が利くでしょうし、授業の合間に足を運ぶことも可能。時間にも余裕が持てますし、結果的には通学期間も短縮できます。また、教習所のなかには学割などの割引制度を設けているところもあるので、その場合は費用も節約できるでしょう。

「身分証として使える!」

レンタルショップの会員カードや役所での手続き、銀行の口座開設などなど……。身分証はさまざまな手続きの際に必要となる欠かせないアイテムのひとつです。ときにはコンビニでお酒やタバコを買う際に提示を求められることもあるでしょう。

大学生には一般的に学生証が付与され、それが本人確認書類として使えます。しかし、それはあくまで在学中の話。卒業後には学生証の本人確認書類としての効力は切れてしまいますので、別の身分証を用意する必要があります。

写真付きの身分証として代表的なのはやはり免許証です。そのほかにはパスポートやマイナンバーカードなどもありますが、使い勝手としては免許証のほうが優れているでしょう。将来車に乗る予定があるのであれば必ず携帯するものですし、万が一紛失してしまった場合も比較的簡単に再発行ができます。大学生のうちに取得しておけば、身分証で困ることはないでしょう。

「就職活動の際に役に立つ!」

もしもご自身が入社を希望する会社の募集要項に「要普通免許」という文字が書かれていた場合。業務内容に運転が含まれており、基本的には免許を取得していなければ採用に至ることはありません。なかには入社までに取っておけばOKというところもありますが、就活で忙しいタイミングで教習所に通うのはなかなか骨の折れる作業です。また、時期が遅いと、入社までに免許取得が間に合わない可能性もあります。その結果、応募自体を見送らなくてはならない場合も……大学生の頃に免許を取得しておけば、こうした条件面で応募を諦めるといったこともなくなります。

一方、免許が要らないと書かれている会社であっても、社用車を運転できるという点はプラス評価につながるでしょう。履歴書の保有資格欄に「普通免許」と記載がないだけで差が付いてしまうのは本意ではありませんよね? 実際に、大学生のうちに免許を取得したという学生は7割弱にも上るという調査結果もあります。ほかの就活生と差を付けられないためにも、やはり免許の取得は学生時代に済ませておくのがおすすめです。

まとめ

学生時代は免許証を取得するのにもっとも適したタイミングです。その機を逃してしまうと、社会人になってから思わぬ苦労をするハメになるかもしれません。今回挙げたメリットを見て少しでも納得ができたのであれば、この機会にぜひ一度、免許取得について真剣に考えてみましょう。

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