運転免許取得に必要な試験について、自動車学校が解説します

今回は運転免許を取得するまでに受験する試験についてご紹介します。

●仮運転免許証発行のための学科試験

最初の技能検定に合格すると受験できる学科の試験です。
第一段階と呼ばれる10時間分の座学の授業をすべて取ることが受験には必要となります。法律や交通ルールといった基本的な知識を習得できているかを判断されることになります。

制限時間30分で問題数は50問、1問2点で100点満点と決まっています。
合格には90点以上が必要となり、問題数でいうと間違いを5問以下に抑える必要があります。

この点数を見て「大変だな」と思った方も少なからずいらっしゃることかと思います。

実際に一度で合格できない方もいらっしゃるのは事実です。

でもご安心を、回答の形式は○か×の二択ですし、出てくる問題のほとんどは過去に出た問題と同じです。最近ではPC上に過去問の一覧を載せて勉強できるツールもありますので、そちらで練習して対策することも可能です。

何よりも学科の内容をしっかりと理解でき、借的な常識があれば解ける問題ですので、心配することはありません。この試験に合格すると仮運転免許証が取得され、教習所内ではなく実際の道路での路上教習が始まります。

●運転免許証取得のための実技試験(卒業検定)

実際に路上の標識や交通マナーに従って運転ができるかを確認する試験です。

各教習所で指定された道を運転します。教習所内で行ったときと違うのは、実際に人や他の車が行き来しているということです。しかも定期的ではなくその時々で状況は変わります。

そのためどのようなことが起こりうるかということをあらかじめ予測して運転操作をする、実際の運転でも大切な対応力も問われることになります。

無事に合格しますと、これをもって卒業証明書が発行され、自動車教習所自体は卒業となります。

他の記事で入所から卒業までが九か月と記載していますが、九か月以内にこの試験に合格すればよいことになります。

◎最後に

残念ながら教習所を卒業したからと言って免許が発行されるわけではありません。

実際に何をすればよいのかについては、他の記事でも紹介していきます。