今回は自動車教習所の受講の前半部分である第一段階がどのようなものなのかについてご紹介いたします。
○第一段階
運転をする際の基本的な操作、道路や車に関する基礎的な知識を学ぶ課程です。実際に車の運転をする技能研修は、自動車教習所内に作られているコースを使って行われ、AT(オートマ)車が最低12時限・MT(マニュアル)車が最低15時限必要になります。
また学科教習と呼ばれている、教室に座って講義を聴く座学は10時限分設定されています。
⦿表現の説明
ここまでで見かけない表現もいくつか出てきたかもしれませんので、取り上げて説明させていただきます。
◦AT(オートマ)車・MT(マニュアル)車
車の種類を指します。
両者の大きな違いは、MT車が速度の変更をするギアチェンジを運転者自身がクラッチ操作によって行うことになるのに対し、AT車はそれを車が自動的に行うというものです。
AT車は操作が楽であるという理由で、MT車の方は自分の感覚に合わせた運転操作ができ、運転の楽しさを味わえるという理由から人気があります。
MT車の方が教えることが多い分教習時間が長く、費用も高めですが、AT車の教習を選択すると普通免許を取得しても運転できるのがAT車に限定されるのに対してMT車の教習で両方の車の運転資格を得ることができます。
ただし、AT車限定の免許を取った後に追加でMT車の運転資格を取ることもできますので、焦ってMT車の教習を選択する必要はありません。
◦時限
教習所独特の表現として時限というものがあります。これは授業のコマ数を指しますが、一時間ごとに行われますので、そのまま○○時間と置き換えても問題はありません。
◦最短~
最短という表現があるのは、生徒さんの進み具合によって変わってくるということです。多いのがだめだというわけではありません。
実社会においてルールを順守し安全な運転をしていただくためのカリキュラムですので、焦らずに上達させていきましょう。
申込の時に選択したコースによっては、比較的高額なものの時限数が増えても価格が変わらないというものもありますので、ご自身にとってどれが良いかというのも考えて選択しましょう。
◎最後に
今回は、教習の課程のうち第一段階についてご紹介いたしました。
その後の流れにつきましては次回の記事で紹介します。