縦列駐車は、難易度の高い運転技術として認識されていますよね。

技能試験を控えている方だけでなく、試験に合格して免許を取得したドライバーでも、苦手意識を感じている人は多いです。

今回は、縦列駐車を行うときのコツをご紹介したいと思います。

◯縦列駐車の操作手順

（1）前の車の隣に車を止める
止める駐車スペースの一つ前の車を隣にし、まずはそのやや前、横に1mほどの間隔をあけて車を止めます。

後ろの安全を確認しながらまっすぐバックし、車の後端が隣の車と同じ位置にきたら車を停止します。

（2）ハンドルを左に切ってバック
停止したまま、ハンドルを左いっぱいに切ります。そのままゆっくりバックし、「ボディの右側が駐車スペースの白線枠の左後ろの角の延長線上」にきたら（または右のドアミラーに後ろの車全体が映ったら）、一旦停止します。
※ハンドル操作とバック操作を同時にやる必要はありません。慣れていないうちは、これらを別々に行い、確実に手順を進めていくと良いです。

（3）タイヤをまっすぐに戻してバック
停止したまま、タイヤがまっすぐになるようハンドルを戻し、ゆっくりバックして、「右後輪が白線枠の上」または「左前方が前の車の後端」にきたら停止します。

このとき、前の車との間隔に注意します。

（4）車を左に寄せる
停止している状態から、ハンドルを右いっぱいに切り、ゆっくりバックします。

白線と車体が平行になる前にタイヤをまっすぐ戻して、前後を慎重にチェックしながら前進・バックで位置を調整し、白線と平行に停車して、駐車完了です。

-まとめ-

いかがでしたか？今回は、縦列駐車の具体的な操作手順をご説明しました。

初心者が縦列駐車をスムーズに行うためには、「バックの目標位置」と「ハンドルを切る位置」を確実におさえておくことが重要です。

縦列駐車は難しい運転技術ですが、街中でも落ち着いて操作を行うことが一番です。

駐車が難しそうな場合は、無理に止めようとせずに、あきらめて別の駐車スペースを探してくださいね。