これから自動車教習所に入校される方や入校されたばかりの方へ。
自動車教習所のカリキュラムを聞く中で、「みきわめ」という言葉を耳にしたことがあると思います。
教習が進んでいくと待っている「みきわめ」ですが、その内容を知らない人にとっては何だかちょっと怖い響きですよね。
今回は、みきわめの具体的な内容をご説明したいと思います。
◯「みきわめ」は試験ではない
生徒の中には、みきわめを試験と勘違いしている人がたまにいますが、みきわめは技能教習の1時限であり、試験ではありません。
みきわめを言い換えると「教習効果の確認」です。
1段階と2段階でそれぞれ行われ、受けるためには、各段階の学科をすべて終了していなければなりません。
◯みきわめの内容
1段階の場合は「1段階の技能教習の効果の確認」、2段階の場合は「1段階・2段階の技能教習の効果の確認」が目的です。
すなわち、それぞれの教習を修了していいかをこれで判断し、教習修了後に控えている検定に十分に合格できるかを確認するものです。
教習所のコースを走行し、基準を満たしているかを指導員がチェックします。ちなみに、みきわめを担当できるのは、技能指導員の経験が2年以上で、管理者から許可をもらっている指導員だけです。
◯みきわめの合否
みきわめの合否は、点数ではなく、「良好」と「不良」の判定のみです。
1段階と2段階でそれぞれチェック項目(判断基準)が決まっていて、すべて問題なければ「良好」がもらえます。
「不良」と判断された場合、できていない教習項目の内容を修得できるまで追加教習が入ります。
-まとめ-
いかがでしたか?
今回は、自動車教習所の技能教習の一つである「みきわめ」についてご説明しました。みきわめは試験ではなく、これまでの教習の効果を確かめるものです。みきわめ教習中に失敗が続いたとしても、指導員が途中でアドバイスをしてくれます。
みきわめを受ける際は、緊張せず落ち着いて取り組んでくださいね。