こんな指導員に教えてもらいたい!あなたの理想の指導員は?

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教習所の指導員は学校の先生と同じです。勉強と運転の違い、期間の長短はあれど、早く運転が上達したり、教習所での時間をリラックスして過ごすためには、指導員によるところが大きいです。そこで、気になるのは指導員の人物像や相性でしょう。

ここでは、20代から50代の男女、100人にアンケートを採って「生徒である皆さんはどんな指導員を望んでいるのか」「どんな指導員だったら、安心して指導を受けられるのか」について、リサーチしてみました。

さぁ、皆さんが描く指導員の理想像は、入っているでしょうか?

 

アンケート結果

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1位、優しい・褒めてくれる        33%

2位、わかりやすいベテラン指導員     24%

3位、コツを教えてくれる         23%

4位、ユーモアがある・面白い       14%

5位、真面目・厳しい           6%

 

第1位

1位、優しい・褒めてくれる

 

・優しい人でないと緊張して上手く運転できません。(女性/大阪府/46歳)

・良い所を積極的に褒めてもらうことで、やる気がわいてくるから。(男性/栃木県/34歳)

・自分の運転技術に自信がないので自信を付けてくれるひとに教えてほしいです。(女性/埼玉県/52歳)

 

人は、自分ができないという状況に置かれると、委縮してしまいがちです。だから、失敗も多くなります。そんな時に、ちょっとできたところを、優しい笑顔と声で、「今の良かったよ!」なんて指導員が褒めてくれたら、リラックスできるばかりでなく、がぜんやる気になりますよね!

 

第2位

2位、わかりやすいベテラン指導員

 

・経験豊富な指導員はいろいろな生徒を見てきている分、その生徒に合わせたわかりやすい指導法を適切に選択できる可能性があるのではないかと思うので。(女性/福岡県/50歳)

・ベテランの方なら、何でも相談できるという安心感があります。(男性/北海道/46歳)

・運動神経が鈍いので、わかりやすく丁寧に教えてほしい。(女性/茨城県/59歳)

 

筆者が教習所で最初にぶつかった壁は、大回りでした。ところが、あるベテラン指導員が何度も何度も「はい、ここでハンドルを少し切って」と辛抱強く、身体に覚えこませてくれ、無事先に進めました。まさに、口だけではわからない筆者に適した指導法でした。さすが「経験豊富なベテラン」です!

 

第3位

3位、コツを教えてくれる

 

・運転には慣れが必要だが、コツが分かれば技能習得までの時間が短くなり、限られた教習時間を有意義に使える。(男性/静岡県/40歳)

・自分では考えられないようなコツを教えてくれると得をした気分になります。(男性/山口県/24歳)

・教科書通りではなくコツを教えてくれると嬉しいです。(男性/奈良県/27歳)

 

「教習所ではうまく運転ができていたのに、自分の車だと全然運転できなかった」という声も聞かれました。これには、やはり教習所時代に「運転のコツ」を指導員から伝授してもらうのが一番の解決策でしょう。どんな車でも運転できるようになるコツを教えてくれる指導員は、人気です。

 

まとめ

 

いかがだったでしょうか?指導教官の理想像を大きくまとめると、下記のアンケートの答えが端的に表しているでしょう。

 

せっかく免許を取ろうと思って来ているのに、厳しすぎるのは嫌ですね。やはりコツも教えてくれて、褒めるとこはちゃんと褒めてユーモアもある指導員が理想ですね。(女性/千葉県/37歳)

 

ところで、最下位とはいえ5位に「真面目、厳しい」という答えも入っています。真面目はわかるけれど、なぜ厳しい指導員が理想なのでしょう?

 

それは、決して厳しいだけの指導を望んでいるのではなく、「のちのち自分で運転する時に困らないために、みっちり教えてほしい」という気持ちからでした。

 

これらの結果から見えてくるのは、「運転がうまくなりたい!」という生徒さんの熱い思いです。是非、指導員の方々にはこの思いを受け止めてほしいですね。危険につながる時は厳しくとも、優しい笑顔で、ちょっとしたことも褒めながら、生徒さんの運転の技術向上を助けてあげてほしいと思います。

 

運転は、案外人生に大きな影響を与えるものです。その基本を担う指導員の存在は、生徒さんにとって大きいと改めて感じました。
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