仮免許とは

免許にはたくさんの種類がありますが、自動車の免許を取る際に、誰もが取得することになるであろう免許が、仮運転免許証です。

よく、仮免などと省略されて呼ばれますが、仮免許とはいったい何なのでしょうか。

仮免許は、免許取得過程で、第一段階教習を終えることで得ることができる免許です。

自動車教習所で、視力などといった最低限の条件をクリアしている前提で、学科試験と実技試験(車の運転の試験)を合格することができて初めて取得することができます。

仮免許は、「一発試験」とよばれるものを通して取得することもできます。

最低限の条件を満たしてさえいれば、自動車教習を受けることなく、運転免許試験場というところで受験することができるのです。

ただし、一発試験の合格は、比較的難しいのです。

なぜなら、不慣れなコースで技能試験を受けなければならないことと、指定自動車教習所での試験が「受からせるための試験」であるのに対して、運転免許試験場での試験は「落とすための試験」ととらえられているために、厳しく見られるということがあります。

それでは、仮免許とは、いったい何ができるようになる試験なのでしょうか。

仮免許を取得することで、路上における運転練習のためなら、仮免許を所持して、運転免許保持者(3年以上)を指導者として助手席に同乗させ、「仮免許練習中」の標識を所定の位置に装着した自動車で、道路(高速道路・自動車専用道路・混雑している道路を除く)において、路上練習をすることができるようになります。

つまりは、教習所内のコースを抜け出して、一般の車道を走るための免許なのです。

自動車コース内では、初心者しか走っていませんから、お互い様の精神でのんびりやれますし、せいぜい30キロくらいしかスピードは出せません。

当然ですが、一般車道には、一般の車が走っています。

実際の車社会に出ていくのは、想像を絶する恐怖と不安がつきまといます。

ぜひしっかり勉強をして、自信をもって運転できるように、仮免許をとるまでの第一段階教習をがんばりましょう。

ちなみに仮免許では、原動機付自転車・小型特殊自動車を運転することはできないので注意しましょう。