AT車限定かMT車の判断基準

運転免許を取得する際にAT車限定のものにするかMT車にするかで悩む方は多いものです。
そこで今回はどちらの免許を取得するのかの判断基準について紹介します。

免許を取得する際は自動車の運転目的で決めるのが一番ではないでしょうか。
自動車免許を取得する当面の目的とは自動車を個人の目的で利用する、会社などの商業用で運転するかのどちらかではないでしょうか。
では目的別に見ていきましょう。

まず、自動車を個人的な利用目的で運転するケースです。
自動車を通勤や余暇、買い物などの個人的な目的で利用する場合はAT車限定の免許で充分でしょう。
現在、新車として販売されているほとんどの車はAT車です。
また、乗用車の90%以上はAT車だと言われています。
トラックなどを利用することがない場合はAT車で充分でしょう。

次に、仕事でMT車を運転するケースです。
思い荷物を大量に輸送するトラックや低燃費が必要な営業車などの場合はMT車の免許が必要です。
MT車の免許はAT車と比べて取得が難しいため、期間に余裕を持って計画を立てることが必要です。

また、AT車限定で免許を取得したあとでMT車免許を取得することが可能です。
正式にはAT車限定解除審査を受験し合格すれば
MT車運転免許を取得することができます。
審査は技能審査のみで学科審査はありません。

AT車限定解除審査には2通りあります。
公安員会が行う解除審査と指定自動車教習所で教習を受け解除審査を受ける方法です。
指定自動車教習所での費用は4万円~8万円位です。
教習時間は4時間ですが、延長も有り得ます。
延長料金は自動車学校により異なりますが1時間5千円~6千円位です。

試験場で行う審査は試験場により差がありますが
審査料と貸車代で3千円前後です。
試験場で限定解除審査もかなり手ごわいものです。
何より、MT車を何処でどのように練習するかという問題もあります。
先にAT車をとってから必要に応じてMT車を取得するのが堅実ではないでしょうか。