飲酒運転の定義って?

飲酒運転には酒気帯び運転と酒酔い運転の2つがあります。酒気帯び運転は呼気中に含まれるアルコールの割合が一定の値を上回る場合に適用され、酒酔い運転は数値に関係なく、明らかに飲酒をしている状態であるとわかる場合に適用されるものです。

 
飲酒運転はアルコール一口でもだめで、数値を下回ればいいというものではありません。そのため、何かの都合でどうしても乾杯に付き合わされる場合でもソフトドリンクで乾杯し、多少口に含める程度だったとしても、その後すぐに運転してしまえば飲酒運転となります。

 

 

20グラムのアルコールを一単位とした場合、分解にはアルコール一単位で3〜4時間かかると言われています。20グラムのアルコールというのは日本酒一合、ワインのボトル3分の1、ビールなら大瓶一本が該当します。仮に日本酒を三合飲んだ場合には9時間から12時間必要ということになり、また体質によってはそれよりも長く体内に残る可能性があるので注意が必要です。酒気帯び運転の場合でも酒酔い運転の場合でも摘発されれば、点数が与えられ免許取り消しだけでなく、数年間は免許すら取得できない状況となります。

 

 

一度免許をこうした形で失うと、改めて免許を取得しなおすのは大変困難です。改めて教習所に通うのが一番いいですが、数十万かかり、運転経験がある人にはただただ苦痛です。

 

 
とはいえ、教習所に行かず、いきなり試験に行ったとしても、学科試験よりも技能試験のほうが難しいと言われるほど、かなりの狭き門です。合格率は1割に満たず、コースの丸暗記を要するなどかなりの経験やテクニックを要し、いくら運転経験があってもかなりハードルが高くなります。また、教習所に通ったとしても、再取得の人はあらかじめわかるようになっており、厳しく見られます。こうしたことからも、飲酒運転をするとその事実は一生つきまとうことになります。

 

 

お酒を少しでも飲んだら、自分なら大丈夫と思わず、誰かに運転を依頼するか代行業者に頼むなどしましょう。